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「空が灰色だから」連載終了

空が灰色だから 1 (少年チャンピオン・コミックス)空が灰色だから 2 (少年チャンピオン・コミックス)空が灰色だから 3 (少年チャンピオン・コミックス)空が灰色だから 4 (少年チャンピオン・コミックス)
大好きが虫はタダシくんの―阿部共実作品集 (少年チャンピオン・コミックス)

2011年から2013年にかけて週刊少年チャンピオンで連載されていた「空が灰色だから」(阿部共実)が今週発売号(2013・9号)で最終話を迎えた。近年の少年漫画連載としては最も注目していた作品でもあり、無事に完結したことをまずは素直に祝福したいと思う。

いわゆる中二病的な痛さとは違う、リアルな実感を伴った思春期のうまくいかない、未成熟な、行き場のない思いを切り出した作品で、常にその選択が正しいとは限らない、後味の悪いお話も沢山あるし、投げっぱなしの作品もあった。オムニバス形式で常に登場人物は入れ替わり画面の端から現れてまた去って行く。沢山の切り出された物語の断片を鮮やかに描き出し、これが週刊連載でかつ初めての雑誌連載とは思えない非常にハイレベルな作品だった。

作者と編集部は難しい決断だったと思う。一番売れている最中に連載を中断ではなく、止めてしまうのだ。そこに新しい何かをさらに作っていきたいという作者側の野望が見えるようなそんな気がする。次に掲載される作品はどうなるのか、今から非常に楽しみだ。

さすが筒井

「筒井康隆さん、73歳でライトノベル作家に」本・アート‐書評ニュース:イザ!

筒井康隆さん(73)が若者に人気の「ライトノベル」を執筆することが、9日までに発表

まあこの人ならやってくれる。初期のSF作品の頃から、断筆宣言を経てラノベ作家へ。どんどん進化なのかなんなのか、この人らしい生き様です。ジュブナイルな作品とは一線を画すような作品に仕上がるんだろうか、読んでみたいようなそうじゃないような。

反逆者の月


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近所の本屋で見かけてつい購入。朝の通勤の電車の中で読み始めて、帰り、マクドによってそのまま最後まで読みきってしまった。すげえおもしれえ。

今風ペリーローダンというか。全体的にちりばめられてるテクノロジーのガジェットもそそるもんがあるし、わかりやすい人物関係も、主人公の成長っぷりもいい。スペオペっぽい大風呂敷も広げて、続刊の翻訳はまだかあ、という勢いの作品。単純で読みやすくて大変よろしい。

作者は、こういう作品としてはもうおなじみのデイヴィッド・ウェーバーです。紅の勇者オナー・ハリントンシリーズで有名のはず。ホーンブロワーシリーズ好きなら知ってるよね?