自由を大事にする日本人と、規制が大好きな日本人だ。
日本のインターネット産業に大きな節目?–自民と民主が重要法案を準備:ニュース – CNET Japan
自民党の「青少年の健全な育成のためのインターネット利用による青少年有害情報の閲覧の防止等に関する法律案骨子(案)」(以下、自民党案)と、民主党の「子どもが安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律案(骨子たたき台)」(以下、民主党案)の2つだ。
悲しいかな日本人は色んな部分で頭の悪い人間を量産してきたらしい。与党も野党もこぞって既知外沙汰で市民の首を絞めてどっかの天下り機関に儲けを出すための方法を考え出すことで合意したいようだ。コンテンツフィルタの恐ろしい点はまずなによりも、その情報が有害であるかを恣意的に決め付けることができる点で、それを許すと政府に不都合な事実や金を持っていて、そういうところに金を出せる人間の情報はシャットアウトできる仕組みになるということだ。
これはつまりあれよ、チベットでがんがん殺ろうぜ!とかやっててもプロパガンダとフィルタリングで国民の目と耳をふさぐどこかの国とどう違うんだい?しかもそれがまがりなりにも民主的に選ばれた国会議員様から提出されるという恐怖。
これは児童ポルノの2次元への拡大と同じように、「悪いものを規制するといって何が悪いの?」という、盲目的な善への奉仕に近いものがある。集団ヒステリーと何が違うのかは俺にはわからないが。
んでどうすりゃいいのよ、ということになると、徹底的にこれには抗って廃案にする必要があると思うんだけど、インターネットでどこまで大きな声があげられるんだろう、というネットへの挑戦にも見えるんだよな。例えば俺のこの愚にもつかないblogでもエロいネタとかにリンク張ったら有害コンテンツになったりするわけで、それを守るのはここでblogを書いている以上当たり前の話だと思うんだ。
つーわけでお前様方も声を大きくするべきだと思うよ。くだらないことを発信できる権利は、楽しいことやエロいことを発信する権利と同じぐらい大事なことなんだよ。