が終わったわけですが、いい作品だったな。アニメならではのデフォルメしたキャラクターと、後半の無茶な展開がある意味さわやかな風のような作品でございました。
おもちゃやグッズの販促が使命の子供向け作品なので、できることに制限があったとは思いますが、それでも後半のぶっ飛ばし具合には脱帽。今っぽいゲームのような後半のどんでん返しには賛否両論あるかとは思いますが、そこいらも含めてきっちり落としにかかるあたりはさすが。
欲を言えばシュウとメグの間にもっと進展があってもいいかなあとか、ランシーンの心の部分をもう少し切れ込んでいけばなあとか、あるんですがね。前半の余分な販促の展開をもう少しストーリーに割り当て出来ていればさらに深みも増しただろうになあとか。でもそれをいっちゃこのアニメ自体が出来上がらなかっただろうということを考えるとしょうがないことか。
さらに言うとデジモンのパクリじゃね?とかあるんでしょうが、まあそれはそれ。シュウのキャラクター設定の味がスパイスになって全体的に穏やかな感じで、だからこそ後半の味付けがぐっと来るもんに仕上がったんじゃないかなあ。
なんにせよ少年の成長譚ってのは少ないような気がするので、この辺をもう少しがんばってもらいたいものだのお。